あらすじ
王太子フィリップの婚約者である伯爵令嬢リーゼロッテは、病弱な幼馴染ミリアを優先する彼から、いつも裏方仕事を押しつけられていた。
晩餐会当日も、婚約者席をミリアに譲らされ、リーゼロッテは厨房へ回される。だが彼女は、前世で食品会社の物流管理をしていた元社畜。食材の傷み、帳簿の不備、保存魔石の交換漏れを即座に見抜き、晩餐会を成功させる。
それでも王太子は言った。
「君は本当に裏方が向いている。王太子妃になっても、ミリアを支えてくれ」
限界を迎えたリーゼロッテは婚約解消を申し出る。すると王太子は、「君の代わりはいくらでもいる」と言い放った。
しかし、リーゼロッテが去った途端、王宮の食糧管理は崩壊。朝食は遅れ、薬膳料理は作れず、収穫祭の発注も滅茶苦茶に。
一方リーゼロッテは、彼女の備蓄表を見た辺境公爵エルヴィンに招かれる。
「この発注点の設定をしたのは君か。天才か」
初めて自分の仕事を正当に評価されたリーゼロッテは、北方領の食糧改革を任されることに。
やがて王太子が「戻ってこい」と言ってくるが、もう遅い。
私の代わりはいくらでもいるのでしょう?
では、その方にお願いいたします。