あらすじ
「俺を、あなたの恋人にしないで下さい」
「いいよ。君を好きにならないって約束する。体だけで繋がって、ただそれだけ」
ーーそういう約束のはずだった
仕事が出来て女性にも不自由しないと自負する岡本は悩みを持っていた。
『男を抱けるのか――愛せるのか。それは女性に対する感情よりも深いのか』
同期の男の方が好きなんでしょう、と手ひどく自分を振った恋人の言葉はしこりとなって胸に残っていた。
そんなある日、ホテル街で男と揉める同僚の濱中裕也と出会う。彼は金銭と引き換えに男に体を売っているらしい。岡本は「抱かせてくれたら会社に黙っていてあげる」と脅す。
ベッドを共にした彼の、初々しいふりをする手管が気に入った岡本は逢瀬を重ねるようになる。
けれどふとした瞬間、それは本当の彼だろうかと疑問を抱き始める。
不器用で融通が利かなくて、しかし誰にも何事にも真摯な男。そんな自分とは正反対な後輩の姿に気づいた岡本は惹かれ執着していく。
けれど濱中にも秘密があってーー
サイコパス気味な共感力皆無の男が愛だの恋だのに目覚める話
※執筆は完結済みです
完結まで毎日投稿予定です
※作中の岡本は『白の世界』の「迷う指先」に初出です。同じお話のスターお礼「a missing night」ではものの見事に同期の男に振られているので良かったら覗いてみて下さい。
なお、本作はこれらを読んでいなくても大丈夫なように書いています。
『白の世界』
https://estar.jp/novels/25816509
表紙はこちらからお借りしました
https://www.pixiv.net/users/1517327