あらすじ
桐島凛(きりしま りん)は、成績優秀で冷静沈着な高校三年生。
周囲から「石のような人」と評される彼女は、笑い声を好まなかった。
感情に流されず、静かに、正しく生きることだけを考えていた。
そんな凛の前に現れたのが、転校生・宮本拓海(みやもと たくみ)。
転校初日にコンビニ袋を持参し、カラスを頭に乗せて登校し、なぜか周囲を笑わせる不思議な少年。
理解不能。
予測不能。
そして、なぜか目が離せない。
観察するつもりだった。
分析するつもりだった。
解剖するつもりだった。
けれど気づけば、解剖されていたのは自分自身だった。
笑うことを忘れた少女と、世界を少しだけ軽くする少年が織りなす青春小説。