あらすじ
毎日お勉強ばっかりで、養子先の魔王城で退屈している魔王女の『エネミラ』は、義母が片付け忘れた巨大な水晶玉に向かって、検索魔法をかけてみた。すると、雰囲気だけはカリスマ性あふれる勇ましい女性『ジゼル』の姿が浮かび上がる。なんと、基礎レベルが「レベル0.1」という驚異的な最弱さで、鍛錬してもレベルが一向に上がらないどころか、周囲のレベルまで一ケタ下げる最悪なスキル持ち。当然のごとく、誰からも冒険者パーティに誘われない。それなのに、自信満々にソロで旅立つ彼女に、エネミラは呆れつつも水晶玉越しに知恵を授けてしまうのだった。
・魔王女エネミラ
魔王城のお姫様。高飛車でワガママでハデハデな雰囲気だが、いろんな事に興味津々。実家の魔王城では勉強漬けの毎日で、めちゃくちゃ退屈している。義母である魔王には、実力ともに逆らうことができず、なんと今まで一度も外出を許してもらったことがない。
・魔王
エネミラの義母。エネミラを魔王城に閉じ込め、次期魔王にするための勉強漬け生活を強いている。
・ジゼル
男女ともに惚れられるカリスマ性を放つ、異質な美女。善人で情に厚く、熱血漢。魔王の配下に村を焼かれかけた際は、戦前に出て仲間の足を大いに引っ張った。反省の色は見られない。彼女の中身を知れば知るほど、周囲から人が離れてゆく。本人は前向きで努力家、なのにレベルが一向に上がらないどころか、周囲のレベルを下げる最悪な「レベル0.1」。でも本人は気にせず、いつも誰かのために頑張っている。友達が一人もいない。
※二人が顔を合わせるのは(水晶玉越し)、9話からです。それまでは、互いの特異な境遇の説明が続きます。ちょっと長いですが、お付き合いくださいw