あらすじ
世界最大の戦術競技《SYNAPSE》。
AIと神経接続し、仮想空間で戦うそのゲームは、ただの娯楽ではない。
上位ランカーは企業や国家からスカウトされ、人生そのものが変わる世界。
しかし底辺ランカーの霧島レンには関係のない話だった。
視聴者3人。
ランクはD帯。
才能なし。
――のはずだった。
ある日、レンの端末に“違法AI”が接続される。
感情を理解しない謎のAI。
だがその演算能力は、既存AIを遥かに超えていた。
その瞬間から、レンの日常は崩壊する。
異常な戦闘センス。
急増する視聴者。
炎上。
世界ランキング上位への急浮上。
そしてレンは知る。
SYNAPSEは、ただのゲームではない。
上位ランカーたちは国家に回収され、AIに従う“兵器”へ変えられていた。
AIに従えば、間違えない。
苦しまない。
失敗しない。
それでもレンは、“自分で選ぶ”ことをやめなかった。
これは、合理に支配された世界で、
少年とAIが“人間らしさ”を探していく物語。