あらすじ

それは、よくある断罪劇のはずだった。 王太子の断罪のレチタティーヴォがはじまり、 可憐な男爵令嬢による落涙の小アリアが鳴る。 婚約者たる公爵令嬢は罪を認め、涙ながらに悔い、舞台から退く。 そういう、ありきたりの筋書きを辿るはずだった。 けれど、彼女は反省しなかった。 大広間に、悪役令嬢のコロラトゥーラが響く。 高笑いは怒りとなり、誇りとなり、断罪劇の主旋律を奪い返す。 誰がこの場の主役なのかは、明らかだった。 だから、音楽が鳴った。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/29
  • 現在の作品小歌劇 悪役令嬢、反省しない。