あらすじ

警視庁を退職。余命わずか2ヶ月。 「永遠の夏休み」が始まった太陽の前に現れた、日常を壊す『バグ』 それは、錆びたアパートの隣室から響いた、人が倒れる重い振動だった。 インターホンの先。 いつも通り挨拶を返してくれるはずだった、可憐なセーラー服の少女。 だが、その細い指先には、サプレッサーを装備した漆黒の自動拳銃(グロック19)。 背後には、脳幹を撃ち抜かれた生暖かい肉塊。 「心肺停止を確認」 機械のような少女の声に、男の脳が強制的に再起動する。 彼女の名前は朔《さく》。 この半年、太陽が刑事情熱を燃やして追っていた、あの連続射殺事件の暗殺者。 次の被害者は、俺だった。 なのに、なぜ彼女は引き金を引かないのか。 なぜ、俺をじっと見つめてくるのか? 俺の口から、無意識に漏れた懇願。 「一人では心もとない、助けてくれないか?」 体重わずか三十数キロ。 一人では成人男性の死体すら運べない華奢な少女と、死を待つだけの男。 少女が引き金を引き、男がそれを片付ける。 法を外れた共犯関係から始まる、静かで熱い、最後の逃避行。

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カクヨム
カクヨム2026/05/29
  • 現在の作品共犯メルトダウン~始まった永遠の夏休みと、隣の喋らない少女暗殺者~