あらすじ

パン屋のすみに、切り落とされて並べられた三つの「パンのみみ」。 白くてやわらかいパンたちとは違う、かたい外側。 きれいな形でもない。 選ばれることも、ほとんどない。 けれどある日、三つの「みみ」はころころと転がり出す。 川を渡り、ミツバチに小さなはちみつを分けてもらい、 甘い匂いに誘われて、もう一度パン屋へ――。 “みみ”であることは、欠けていることなのか。 それとも、守ってきた証なのか。 これは、三つの小さなパンのみみが、 自分の居場所を探す、やさしくて少しほろ苦い物語。

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小説を読もう2026/05/29
  • 現在の作品パンのみみ