あらすじ
かつて、一つの巨大な”珠”であったというその世界は、度重なる神と竜と魔の争いによって引き裂かれ、幾重もの欠片に分かれ、今なおも断たれ続けていた。
その中でも、一つの大きな欠片。
偉大な竜が名を付けし地に、この竜を信仰して発展する国があった。
唯一の偉大なる竜、真竜のみを是とするこの真竜国では、他の神を信じる神官は全て邪神官。見つかれば拘束され、運が良ければ国外追放、悪ければ牢へと押し込められる。
そして、その異邦の神官は、運の悪い方だった。
しかし、彼女の魔法を竜との戦いに利用しようとする騎士によって、思いがけない提案を受ける。
その身の釈放のために、彼女は弟子をとることになったのだ…――
これは、異邦の邪神官と、彼女に拾い上げられた弟子の話。