あらすじ

「貴女がいつまでも婚約者の座にいるから、ロデック様は私と親しくなりたくても一線引いてしまわれるのよ。早くあの方を解放してちょうだい!」 子爵令嬢クロレは、同じクラスの子爵令嬢ノデラに非難され、何も言い返せずに俯く。 婚約者である伯爵令息ロデックが、ノデラを見て頬を赤らめたあの日から、クロレの心は軋み続けていた。自分には向けられたことのない表情に、ロデックはノデラに恋をしたのだと悟った。 身を引くべきと頭では分かっているのに、手放せずに葛藤する毎日。婚約者の立場にしがみつく臆病で浅ましい自分に、クロレは打ちひしがれていく。 そうして迎えた学園パーティーの日。ノデラはロデックの瞳と同じ色のドレスをまとっていた。きっとノデラが選ばれるのだろうと、悔しさと惨めさを隠して彼の腕から手を離そうとしたところ――? クロレが“恋”だと信じた光景――その真実が明かされる。 1作1万文字以内の短編シリーズ:恋落ち目撃シリーズ3作目。 目撃したそれは、はたして“恋”? 恋めいた表情、勘違い、執着、誰かの悪意……? さて、今回は何によって物語が動き出すのか。 どうぞ、この一幕の結末をご覧ください。 ※世界観は話ごとで全て異なるため、この物語だけでお楽しみいただけます。

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小説を読もう2026/05/29
  • 現在の作品恋のお相手はわたくしではないのでしょう?