あらすじ
「商品番号23番、処女、18歳」——継母に裏切られ、人身売買の競りにかけられた白峰財閥の令嬢・環。欲望に濁った視線が肌を這う中、彼女を1億円で競り落としたのは、10年前に生き別れた初恋の幼馴染・蒼真だった。かつて使用人の息子として優しく手を握ってくれた少年は、今や裏社会に身を置く冷徹な男へと変貌していて——。「お前を売った奴ら、全員地獄に送る。だから俺のそばにいろ」氷のような声で告げる蒼真。けれどその指先だけは、微かに震えていた。なぜ彼はこんな場所にいるのか。なぜ私を買ったのか。歪んだ再会から始まる、復讐と執着と——それでも消えない、狂おしいほどの初恋の物語。裏切りに塗れた世界で、私たちは再び手を繋ぐことができるのか。