あらすじ
「専務、たまには息抜いてください」
土砂降りの雨の中、凍えていた俺に、温かい缶コーヒーと傘を差し出してくれた先輩――水沢晴。
その何気ない優しさが、氷のように冷徹だった俺のすべてを溶かしてしまった。
神条蓮、28歳。表向きは神条グループの若き専務。その裏で、俺は先輩への異常な執着を募らせていた。
ネクタイを整えるフリをして首元の匂いを嗅ぎ、有給データから交友関係まで全てをリサーチし、合法的に「先輩」を手に入れる機会を虎視眈々と狙い続けていた。
そしてある夜、ついに時は満ちた。
敵対組織による先輩の拉致。それは俺にとって、愛する人を永久に檻へ閉じ込めるための、これ以上ない正当な理由だった。
「やっと、神が僕に……先輩を閉じ込める理由をくれた」
氷のプリンスによる、溺愛と執着の甘い監禁生活、開幕。