あらすじ
世界を救う旅の終着点は、大好きな彼女の「消滅」でした。……そんな理不尽な運命、俺が絶対に認めない!
1000年前の繁栄した文明から、すべてを押し流す黒い水「大いなる濁流」に流されて現代へタイムスリップしてしまった俺。
見知らぬ世界で途方に暮れる俺を救ってくれたのは、どこか儚げな雰囲気を纏った巡礼の巫女だった。
彼女は数十年の一時の平和をもたらすため、命と引き換えの儀式を行うための旅に出るという。
周囲の人間がその犠牲を「聖なる誇り」と崇める狂気の世界。
だけど、異邦人の俺だけは、彼女が笑顔の裏に隠した涙を知っている。
「誰かを犠牲にしなきゃ維持できない世界なんて、俺がぶっ壊してやる」
これは、偽りの救済に縛られた世界で、一人の青年が最愛の少女を救うために理不尽な神のシステムへと反逆する、絆と激闘のファンタジー。