あらすじ
突如として発生する霧災害。
霧の中から現れる怪異は人を喰らい、人々の持つ「霧力」を奪っていく。
それに対抗できるのは、英霊の力を宿した武具を扱う霧払いだけだった。
十五歳の少年、霧崎ハルは幼い頃に家族を怪異に殺されている。
以来、彼は怪異への復讐だけを支えに生きてきた。
国立霧防衛学院へ入学したハルは、仲間との協調を拒みながらも霧払いを目指す。
しかし彼の武具には、本来存在しないはずの英霊――《マサムネ》と《ワダツミ》が宿っていた。
復讐に囚われた少年。
彼を止めようとする少女。
そして、人の欲望を糧とする怪異たち。
これは、怪異に全てを奪われた少年が、怒りと復讐の果てに辿り着く物語。