あらすじ
生まれた時から全てを与えられ、何不自由なく過ごしてきた龍神。
彼の前に突然現れたのは、三つの尾を持つ狐族の娘、リサーだった。
「私は『狐の女帝』になどなりたくないのです!」
運命に抗おうとするリサーの熱量に、龍神はいつしか心惹かれていく。
しかし彼女には、次期族長の役目と、番(つがい)となるべき相手が存在していた──。
「なにを言われても、彼女は神の言葉に従おうとするだろう。それこそ、本心に関わらず」
絶対的な権力を持つがゆえに、龍神は黒い独占欲を抑え込もうとするのだが。
「そんなに煽(あお)って、どうなるか分かってるのかい?」
「嫌じゃない……ですよ?」
無自覚に神を翻弄する少女と、狂おしいほどの愛を抱えた蒼い神の巻き起こす、一途な略奪溺愛ロマンス!
※ 本作は『龍の箱庭』シリーズの二作目となりますが、単体のお話としてもお読みいただけます。