あらすじ

アルディリア王国第二王子レオンが授かったのは、責任ある者の言葉を札として残すだけのハズレスキル【言質札】だった。 嘘は見抜けない。 犯人も示せない。 未来も見えない。 札だけで人を裁くこともできない。 王宮の重臣たちは「議事録係ではないか」と笑った。 だがレオンだけは知っていた。 言葉が逃げる国では、いつも現場が削られる。 帳簿上は食費が処理されているのに、救済院の子どもの椀は薄い。 国防費は配分済みなのに、辺境兵の靴は廃棄予定品で埋められている。 王家の威信を語る者ほど、王都の床で光る靴しか見ていない。 ならば、その言葉を残そう。 証拠と並べよう。 現物を見よう。 そして、答弁してもらおう。 認めるか。 訂正するか。 根拠を示して反論するか。 沈黙も、威圧も、話題逸らしも、答弁にはならない。 これは、ハズレスキル【言質札】を授かった第二王子が、「適切に処理しました」と逃げる大人たちの言葉を全部残し、証拠と現物で退路を塞いでいく王宮ざまぁファンタジー。

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小説を読もう2026/05/29
  • 現在の作品ハズレスキル【言質札】の第二王子、王国の膿を言葉ごと暴きます