あらすじ
高校に入学したばかりの小林輝路(こばやしきいろ)は突然、自分以外の全ての時間が停止するという超常現象に巻き込まれた。
時間停止中の校内で出会ったのは、一年先輩の龍造寺恋鐘(りゅうぞうじこがね)。
彼女は10歳の頃から時間停止現象に巻き込まれ、以来一人でその超常現象を乗り越えていた。
時間停止中は恋鐘の協力が不可欠だと分かった輝路は、やむを得ず彼女に付き従うような生活を始める。
だが、恋鐘は厄介な癖を持っていた。
恋鐘は止まっている人間の様子を見ただけでその人物の悩みや問題を見抜き、解決してしまうというずば抜けた観察力と推理力を持っていた。時間停止になると推理に突っ走る恋鐘に、輝路はいつも振り回されていく。
・道中で見かけた女性の緊急事態
・同級生が無くした大事なモノ
・屋上で自殺しようとしている生徒
彼女が首を突っ込む事件を経験していくうちに輝路は、自身に訪れた変化と、そして恋鐘の真実にたどり着く――。
これは、心を守るため推理を続けた少女と、運命に翻弄された少年が、探偵と助手の関係に至る物語。