あらすじ
【全3部・一挙公開! 極上の結末まで一気読み!】
人口わずか30万の小国パルミアン。5000万の巨大帝国をはじめとする強国に包囲されながら主権を保てているのは、周辺諸国5万の軍勢に匹敵する「1000人の魔導剣士騎士団」という最強の抑止力があるから。
若き騎士団副団長カーク(22)は、幼少期から密かに心を寄せる、18歳の第一王女ミリアを護るため死に物狂いで剣を磨いてきた。
だが、歴史学と地政学を極めた天才王女ミリアは彼に甘い言葉一つかけない。己の美貌も大国からの求婚すらもチェス盤の「駒」として弄び、大国同士を疑心暗鬼にさせる『勢力均衡(バランス・オブ・パワー)』の罠を仕掛ける「狡猾な魔女」として君臨していた。
「お前が国の『盾』になるなら、俺は世界を敵に回してもお前の『剣』になる」
真っ直ぐに想いをぶつける不器用な騎士。
「あなたを死なせたくない」と裏ではベッドで一人枕を涙で濡らし、悶絶しながらも冷徹な仮面を被り続ける王女。さらに影の組織『月光』のメイド・セリアからは王女の溺愛本音に冷淡なツッコミが入りまくる!
そんな中、帝国の若き怪物・第2王子リュシアンが物流と市場を支配する『経済地政学』の罠を仕掛ける。カークを引き剥がされ、完璧な『戦力空白』となった王国へ3万の帝国軍が迫る──!
初めて絶望に涙するミリアの元へ、魔導馬を潰して駆け戻ったカークの抱擁が、二人の距離を極限で融解させる。
「あなたがいれば、私のチェス盤に『空白』なんて存在しないわ!」
知略の魔女が世界を騙す、極上の地政学ファンタジー、ここに堂々完結!