あらすじ
あの日、世界の果てで全てを灰にした『スタバの死神』。おじさんの遺したベンティサイズの孤独を、私はこのコートを着て引き継ぐ。
名古屋駅、JRゲートタワー15階のスターバックス。
18歳になった左神 凛(さがみ りん)は、数ヶ月前の心中事件で指名手配犯として消えた叔父・左神豊のトレンチコートを羽織り、二代目探偵に就任した。
彼女の元に届くのは、スタバの『モバイルオーダー』を悪用した新たな犯罪の注文(オーダー)。
おじさんと違い「強くない」わけじゃない。
フルコンタクト空手の達人である凛は、上海の野生児メイリン、ハゲの運転手ユタカと共に、大須、金山、稲沢の混沌へと突入する。
最大の武器は、おじさんが遺した古いシステム手帳。そこには、おじさんが生前、名古屋の各エリアで撒いてきた「報酬をもらえなかった泥臭いお節介の記録(人情の絆)」がびっしりと書き残されていた。
「みんな、道をあけて! ……ここから先は、私の空手の時間だから!」おじさんの築いた街の絆で退路を塞ぎ、新米探偵の鮮烈な回し蹴りが悪党をぶちのめす!前作『あの日、スタバで消えた君を〜』と完全同時並行連載で贈る、痛快スタイリッシュ・ノワールアクション、ここに開幕。