あらすじ
進路希望調査票に「大都会岡山」と書いて担任に怒られた高校二年生の瀬戸晴路《せと・はるみち》は、夏休みの総合探究で、幼なじみの内海凪《うつみ・なぎ》と瀬戸内を巡ることになった。
岡山駅から旅を始める朝、二人は発車標にありえない行き先を見つける。
『せとうち各駅停車』
『終点未定』
その列車で待っていたのは、人間を導く神様ではなかった。
行く先々で出会う神様たちは、自分たちの土地の「これから」に迷い、高校生の二人に相談を持ちかけてくる。
岡山を出たいけれど、行き先を決められない晴路。
岡山に残るつもりだけれど、それが本心なのか分からない凪。
神様たちの相談を聞きながら、二人は少しずつ、自分たち自身の行き先と向き合っていく。