あらすじ
グラウゼン伯爵から「地味で取り柄のない無能」と罵られ、理不尽に離縁を突きつけられたフィオリーテ。実家からも見捨てられ、身一つで王都を去ろうとした彼女の前に、ずっと密かに憧れていた第一城門の門番・ザルクヴァルト男爵が現れる。
「私と結婚してください。あなたを二度と悲しませないと誓います」
彼の手を取り、始まる質素ながらも温かい新生活。実はフィオリーテには、触れた植物を極上の状態に育てる類稀なる才能があった。彼女の優しさと才能に触れ、ザルクヴァルトの溺愛は加速していく。一方で、フィオリーテを失った伯爵家は急速に没落していき……。