あらすじ
600年ほど前、まだ人間と妖や神との境界線が曖昧であった頃の話。ある場所に絶対的な力を持つ、人間好きな土地神がいた。自分のことが見える人間と親しくしていたが、そのうち彼らのような人間は、自分達のような存在が見えてしまうが故に、同じ人間から気味悪がられ疎まれることを知った。土地神は人間には平等に幸せになって欲しいと願い、当時その世界にいた人間と妖の住み分けをすれば問題が解決すると考えた。強大な力を持っていたその土地神は、自分の力の限りを尽くして住み分けのために妖の世界、 “妖魔郷” を創造しようと試みた。
しかし、それは不完全であった。
妖は自らの力でそこへ行くことは叶わず、土地神も彼らを妖魔郷へ導くほどの力はすでに残っていなかった。
そこで土地神は残りの力を自分達の存在を知る人間に与え、人間界と妖魔郷の橋渡しの役割を担うように頼んだ。力を託された人間は、代々家業としてその"門番"としての役割を受け継ぎ、妖を妖魔郷へと導く。