あらすじ
「私は善人ではないわ。あなたの力を、この国のために使わせてもらう。けれど、その代わり、あなたの命と立場は私が守ります」
魔女として火刑に処される寸前だった聖女ステラを救ったのは、公爵令嬢ロザリーだった。
ロザリーは彼女を守り、磨き上げ、王宮へ連れていく。
すべては、自分が王太子アルベールの隣に立つため。
「すべて、ロザリー様のおかげです」
従順な聖女の言葉に、ロザリーは満たされていた。
けれど、黄金の籠の中で育てられたステラは、いつしか誰より美しく羽ばたき始める。
王太子の視線も、民の称賛も、ロザリーが欲しかったものはすべて聖女へ向かっていく——