あらすじ

中学入学をきっかけに、藍澤美優(あいざわ・みゆう)は自分の「声」が周囲と違うことを突きつけられる。 可愛いと言われていたはずの声は、いつしか嘲笑の的となり、教室の空気を凍らせた。 悪意は見えないところで繰り返され、やがて美優は心因性の失声症となり、声を失ってしまう。 不登校となり、声のない日々を送る中で、美優は偶然ひとつのアニメと出会う。 そこに登場するのは、生まれつき“難”を抱えたキャラクター――しろねこ。 その声が放つ言葉は、美優の胸に静かに、しかし確かに届いていく。 声は戻らない。 何も解決していない。 それでも、美優は自分の喉に触れ、小さな決意を抱く。 ――この声に、意味があるなら。 これは、声を失った少女が、 まだ形にならない未来へ、最初の一歩を踏み出すまでの物語。 ――『東京ボイスアクターズ(の、たまご)』の前日譚。

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エブリスタ2026/05/21
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