あらすじ

かつて、この国の誰かが「神様なんて存在しない」と呟いた。 人間だけに授けられた唯一無二の光であり、奇跡を起こすチカラ——〝想像力〟。 しかし、あの日、あの場所で私は思い知らされた。誰かに寄り添いたいと願うその心からの想像力こそが、この世で最も底知れない『アクマ』だったのだと。 枯死した木々の向こう、不気味に佇む巨大な廃堂。 導かれるように足を踏み入れた私が大聖堂の奥で出会ったのは、禍々しくも美しい黒い業(ごう)を背負い、主を失った祭壇の前で小さく丸まって嗚咽を漏らす『アクマの彼女』だった。 恐怖ですくむ足を両足でしっかりと踏み締め、私は彼女に問いかける。 「……あんた、今、泣いているのか……?」 たとえこの世が無情に溢れていたって、今この場にいるのは私とあんただけ。 狂気と美しさが入り混じる世界で、手を取り合うための「対話」が今、始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/05/28
  • 現在の作品[漫画原作脚本]アクマ、ニンゲンと想像力。