あらすじ

「――よくぞ来てくれた、運命の番よ」 そう言われても、来た覚えはない。 気づけば異世界。私は魔王様の「運命の番」ということになっていた。千年待った国、泣いて喜ぶ人たち、世界を救う結婚。それなのに、私が「はい」と言った瞬間は、どこにもなかった。 お茶に入れる蜂蜜も、好きな食べ物も、明日の予定も、いつも誰かが先に決めてくれる。そんな毎日のなか、たった一人、こちらをちゃんと見て、こう聞いた人がいた。 「お前は、ここに来たかったのか」 コンビニのおにぎりを片手に召喚された女と、台本どおりに振る舞うのをやめた魔王の話。 誰にも聞かれなかった、私の「都合」をめぐる、全年齢の異世界恋愛短編です。

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小説を読もう2026/05/29
  • 現在の作品異世界に召喚されて『魔王様の運命の番』ということになっていたのですが、誰も私の都合を聞いてくれないので、とりあえず一度だけ帰らせてもらえませんか