あらすじ
封印修復師の少女ユナは、
壊れた呪物や禁呪の封印を修復する工房を営んでいる。
そのせいか、
工房には今日も呪い達が居座っていた。
花弁を撒き散らして求愛する黒薔薇の呪い。
焦げた文字を操って自己主張する灯火の呪い。
そして最近では、
街を灰へ変える災厄級禁呪“灰喰らい”まで住み着きはじめた。
そんな危険極まりない工房へ、
なぜか毎日のように通ってくる、
やたら顔がいい銀髪の文官エドガー。
彼はいつも、
「ただの文官ですよ」
と笑うけれど。
どう見ても、禁呪達が怯えている。
しかもこの人、絶対“視えてる”。
これは、
呪い達に懐かれる封印修復師と、
視えないふりが雑すぎる胡散臭い文官の、
少し不思議で騒がしい工房の日常譚。