あらすじ
その人は、日々の生活に疲れた人である。
心が体を動かさなくなったその人は、滴る雨を無気力に眺めていた。
そんな心持でも、思考だけは続いてしまい何もしなくても涙が溢れてしまう程だった。
けど、泣くことは悪と思っているその人は、必死で涙を拭ってしまう。
その涙の感覚を忘れたくて、その涙を窓に擦り付けた。
そして、その窓に目を向けたら窓がその人の代わりに泣いてくれていた。
それを見たその人は、自然と窓に近づき励ましの言葉を窓に綴った。
やがて太陽も顔を覗かせ、その人の顔に笑顔が戻っていたのだった。