あらすじ
巌流島みたいな決闘から二週間。
冬休みに入った由紀のもとへ届いたのは、七巳からの一通の連絡。
「楽々浦くんが消えた」
あの日、湖の上空でカラスが消えた“異界の穴”。
ドローンが映した“雪の世界”。
そして黒い人影――烏天狗。
すべてが、現実の失踪とつながり始める。
再び月読峠へ向かった由紀は、
七巳、幼馴染の大吾、そして池水さんとともに、
“あの場所”の真相を確かめるため動き出す。
やがて四人は、
この町に隠されていた“もうひとつの世界”に足を踏み入れることになる。
そこで明かされるのは、
楽々浦の失踪の理由だけではなく、
月読峠そのものに関わる大きな秘密。
恋と友情と、ちょっと不思議な冒険の“解決編”。
由紀が最後に選ぶ答えが、物語を新しい場所へ導いていく。