あらすじ

魔法が当たり前の異世界。でも僕——ノアには、魔法がほとんどない。 鑑定の儀で「魔力ほぼゼロ」と判定されたその日から、 同世代の仲間には「出来損ない」と呼ばれ続けてきた。 体も小さく、力も弱い。誰かの役に立てることなんて—— 薬草や植物の知識くらいしか、僕には何もなかった。 ある日、森の奥の大樹の根元に、見たこともない「物体」が現れた。 金属でも石でもない、つるりとした黒い箱。 触れた瞬間、中から声が響いた。 映し出されたのは、見知らぬ人たちの顔だった。 彼らは「現代日本の大学研究室」の仲間たちだという。 魔法はない。でも、信じられない知識と道具を持っている。 「その植物、すごく珍しいんじゃないですか!?」 誰も見向きもしなかった、僕の知識を—— 彼らは目を輝かせて聞いてくれた。 箱の向こうの仲間たちと、少しずつ世界を交換しながら、 「出来損ない」だった少年は、ゆっくりと変わっていく。 魔法のない力で、大切な人を守れる日まで。

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カクヨム
カクヨム2026/05/28
  • 現在の作品異世界少年と謎の物体と研究室の仲間たち〜森で拾った箱の向こうは現代日本でした〜