あらすじ
三十年前、世界各地にダンジョンが出現した。
内部の怪物を定期的に倒し続けなければ、怪物は地上へ溢れ出す。人類はそれを“氾濫”と呼んだ。
大学生の司城カナメにとって、それはニュースの中の災害でしかなかった。北海道奪還作戦も、海外の氾濫地帯も、どこか遠い世界の話。
だが、九州各地のダンジョンが同時に氾濫したことで、日常は一瞬で崩れ去る。
避難した地下シェルターで一ヶ月近くを過ごしたカナメだったが、怪物の襲撃によりシェルターは崩壊。逃げ込んだ資材保管区画で、未起動のドールズ・ルルナを発見する。
「死にたくないなら、ルルナを起こして」
正式な指揮官ではないカナメ。
しかし彼の魔力は、通常の指揮官とは比べものにならないほど規格外だった。
ルルナとのエンゲージをきっかけに、カナメは仮指揮官として怪物に満ちた九州を進むことになる。
守るべき人を背負い、目覚めるドールズたちと絆を繋ぎながら。