あらすじ

文明は、時空異常によって崩壊した。 人間、亜人型知性体、機械生命体、知性ある異獣たちが雑多に暮らす終末都市グレイヴェル。 その外縁で、ユウリ・アマギは廃材や旧文明部品を拾って生きる若き回収屋だった。 戦闘の天才ではない。 特別な地位もない。 あるのは、壊れた機械の価値を見抜く目と、少し軽い口だけ。 ある日、ユウリはただの廃ビルだと思って入った場所で、旧文明の非常端末を起動してしまう。 《認証完了》 《継承者:暫定登録》 《都市運営権限:0.7%解放》 《提案。まず水を確保してください。人間は水がないと死にます》 目覚めたのは、旧式都市管理AI――CIVIS-09《シヴィス》。 ただし、このAIは万能ではない。 都市機能はほぼ壊滅。 地図は欠け、施設は停止し、ドローンは壊れ、過去ログも失われている。 それでも、グレイヴェルはまだ完全には死んでいなかった。 ユウリは口の悪い女傭兵リヴ、回収品の価値に詳しい少年ニコ、旧文明マニアの研究者エルナたちと出会い、水、医療、防衛、交通、居住区を少しずつ復旧させていく。 これは、ただのガラクタ拾いだった少年が、旧文明AIとともに終末都市を再起動し、やがて人間も人間以外も暮らせる新たな都市――ミクシアの礎を築いていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/05/04
  • 現在の作品終末都市の回収屋、俺だけが旧文明AIにログインできる