あらすじ
物質や時間から独立した無音空間に突如として巨大な大陸が出現した。大陸の名はミラトス。天の神であったミラトスが創造した大陸だ。かつては天の神ミラトスを中心に大勢の神が暮らしていた。平和だった。そのはずだった。人がミラトス大陸に誕生するまでは。人が誕生してからミラトス大陸から神々は次第に去りゆき、最後まで残ったのはミラトスを含む4人の神だけだった。その内の1人、地の神は天の地をふめない地に生まれた人を守ることがミラトスのためになると信じていた。その考えが破滅を招くことになるとも知らず。やがてミラトス大陸から地の神以外が消えることになる。地の神はミラトスが消えた真相に絶望し、慟哭を最後に地の神も姿を消す。神がいなくなったミラトス大陸には魔物が生まれた。魔物が支配する大陸になるはずだった。ミラトスは魔物が生まれる前から審臨と呼ばれる魔物を封じる空間を無数に創っていた。審臨は数が小さいほど強い魔物が棲まう。ミラトスの意図はどこにあるのか。ミラトスは何を知っていたのか。いつしか魔物に対抗するために大司教と名乗る存在がミラトスの大聖堂を建て、ミラトス大陸最高権力者となる。大司教は初代から代替わりをしながら3使聖と呼ばれる神の能力を宿した存在見つけ出し、魔物討伐を命じていた。大聖堂は魔物から人々を救うために設けられた魔物討伐の最高機関であり、人魔討伐協会ミラトス大聖堂中央本殿と長い名がある。祈りを捧げる礼拝堂があり誰でも自由にでいりできる。人は親しみをこめて協会と呼ぶ。大聖堂に仕える魔物討伐のプロフェッショナルである使聖と見習いの使聖徒は大聖堂で暮らし、第1司令官と呼ばれる使聖のトップの座を狙いながら日々魔物討伐を行っていた。第1司令官のラティナ。第2司令官のティアル。第3司令官のロシュタム。彼らは神の力を如実に受け継いでいる存在だ。特に第1司令官のラティナはミラトスの能力を受け継いでいた。ある日、ラティナは大司教も立ち入れない第1審臨に赴く。そこには審臨の頂点に立つ美しい魔物の青年が棲んでいた。2人の出会いによりミラトス大陸から神が消えた理由を、ミラトス大陸の謎を、大聖堂に隠された秘密を、ミラトスが創った審臨の事実を、彼らは知ることになる。悲劇は4つの笑いごえが大陸から消えた日から始まっていた。誰がミラトスを殺したのか。ミラトスは生きているのか。彼らは真相を探り、決断をくだす。