あらすじ
「誰にも嫌われないように」「波風を立てないように」。
高校生活、いつも周りの顔色をうかがって、空気を読んでばかりいた私。本当の自分なんて、もうずっと前にどこかへ置いてきちゃった。
そんな私が目を覚ますと、大好きだった乙女ゲームの悪役令嬢・セレスティアになっていた!
ゲームのセレスティアは、わがままでプライドが高くて、最後はヒロインをいじめた罪で「婚約破棄」からの「国外追放」という悲惨なバッドエンドを迎える。
そんなの、絶対に嫌。
だから私は決めた。ゲームのストーリーには一切関わらず、ただの「モブ」として息をひそめて生きようって。
誰の邪魔もしない。目立たない。こっそり大好きな魔法の練習をして、もふもふの可愛い精霊たちと遊んで、静かに暮らすんだ。
それなのに……。
「君は、どうしてそんなに自分を隠そうとするんだ?」
ゲームではセレスティアを冷たく見下し、決して心を開かなかったはずの「氷の公爵様」ことルーファス様が、なぜか私にだけ過保護に構ってくるようになって……?
私が無意識に使っていた魔法は実はとんでもないチートだったらしく、伝説の聖獣まで懐いてきちゃうし、どうしてこんなことに!?
「えっと、私はただ、誰にも迷惑をかけずに生きていきたいだけなんです……!」
自己肯定感マイナスな元女子高生が、不器用な優しさで周りのカチコチに凍った心を少しずつ溶かし、気づけば特大の溺愛に包まれてしまう、すれ違いハートフル・ラブストーリー。