あらすじ
王太子殿下との婚約が内定した侯爵令嬢エルヴィラには、悩みがあった。
婚約段階から絶えない浮気の噂。
先日も殿下は
「婚約者と南方の離宮へ旅行した」
と社交界で噂になっているがその婚約者は、断じて自分ではない。
プライドの高さから否定もできず、腸が煮えくり返りながら微笑み続けるエルヴィラ。
しかし限界はとっくに来ていた。
「あの方を、ぎゃふんと言わせたい」
腹黒な専属侍女のミラはすでに動いていた。
さらに文通友達の隣国王女ソフィアに手紙を出すと直ぐに返事が来た。
『最高じゃない。行く!絶対行く!』
ノリノリすぎる王女まで巻き込み、三人は王都最大の収穫祭・ヴァインフェストで王太子の公開ぎゃふん作戦を決行する——
はたして女癖の悪い好色王太子に天誅は下るのか。