あらすじ
魔力に満ちたリュミエール王国。
人々は“光”の力を尊び、「光導士」と呼ばれる守護者たちによって平和が守られていた。
しかし、その常識から外れた存在がいた。
影の力を操る少年・アルト。
本来忌むべき力を持つ彼は、王の命により光の塔に身を置きながらも、周囲から孤立していた。
そんな彼の前に現れたのは、最強の光導士・レオン。
冷酷と恐れられる彼は、なぜかアルトに興味を示し、やがてその“影”を「美しい」と認める。
初めて肯定された存在。
初めて与えられた居場所。
戸惑いながらも惹かれ合う二人は、やがて互いを必要とするようになっていく。
そんな中、王都を襲う“黒い霧”――。
光すら飲み込む異質な力に対し、アルトの影は唯一対抗できる存在だった。
戦いの中で証明される力と、深まる絆。
そして二人は、光と影としてではなく、“隣にいる者”として結ばれていく。
事件から一か月後。
世界は少しずつ変わり始めていた。
だが、新たな脅威は再び動き出す。
王都の外れに現れた、黒き魔力の兆し――。
再び試されるのは、力か、それとも絆か。
これは、光と影が寄り添い、
運命すら塗り替えていく――恋と戦いのファンタジー。