あらすじ

「人間なんかに、心を許すものか」 獣人連邦の猫族姫ナーシャは、和平のために人間王国に嫁いだ。冷たい石の城、名前も呼ばない王、獣を見る貴族たちの視線――。 迎えた夫は影の薄い第三王子ユリウス。庭師のように土に汚れた手をした、地味で口下手な男だった。第一印象は「変な人」 けれど月桂館の暖炉はいつも適温で、食卓には故郷の味があり、庭には連邦にしか咲かないはずの薬草が根を下ろしていた。 偶然だと思っていた。気づかないふりをした。 ――気づいてしまえば、もう壁を作れなくなるから。 猫族の鼻が嘘を嗅ぎ分け、耳としっぽが感情を裏切る、半生の物語。

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小説を読もう2026/05/03
  • 現在の作品政略結婚で人間の国に嫁がされた猫族の姫ですが、地味な第三王子が思っていた百倍優しくて困っています