あらすじ

雲隠零は、昼は男、夜は女になるという奇妙な体質を持っていた。 それは、かつてある魔法使いと交わしてしまった契約の代償だった。 零は、幼馴染である椎名陽菜に長年片想いをしていた。しかし、零としての自分は陽菜とまともに話したことすらない。 そんなある日、夜の間だけ“零子”として働いているバイト先に、陽菜が新人として入ってくる。 陽菜は零子をすぐに気に入り、二人は急速に仲良くなっていく。 そしてある夜、陽菜の家に泊まることになった零子は、思いがけず陽菜とお風呂に入ることに――。 「やっぱり女の子同士っていいね。こうやって気軽に触れ合えるし」 無邪気な陽菜の言葉に、零子の胸は苦しく締めつけられる。 友達としての関係を続けるか、それとも――。 “零”として陽菜に想いを伝えることはできるのか? “零子”として過ごす時間の中で、零の葛藤が深まっていく。 やがて、陽菜が「気になる人がいる」と語り始めた時、 零はその名前を聞いてしまう。 それは――まさかの、自分自身だった。 零は真実を告げるべきか、それともこのまま“秘密”を抱えて生きていくべきか。 交錯する想いの中で、零と零子が選ぶ未来とは――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/03
  • 現在の作品1になれない恋の結末