あらすじ
「ギャアアアアアッ! ちがうっ、これじゃないのぉぉぉぉ!!」
将来、世界を恐怖のどん底に陥れる最凶の魔王……になる予定だが、現在の彼はただのイヤイヤ期真っ盛りの「5歳児」。
血みどろの髑髏やスライムの目玉を与えて機嫌を取ろうとする魔界の最高幹部たちをよそに、魔王城は日々の大癇癪と魔力暴走によって崩壊寸前だった。
そんな絶望的な魔王軍に「シッター」として雇われたのは、前世でモンテッソーリ教育の資格を持っていた元・保育士のユカ。
彼女は魔族を恐れるどころか、「環境設定が悪い」「結果じゃなくて過程を褒めろ」と、恐ろしい魔物たちを正座させ、児童心理学と育児メソッドを徹底的に叩き込んでいく。
城を安全にバリアフリー化し、ピンクタワー(積み木)や日常のお仕事を与えられた魔王ゼクスは、みるみるうちに自己肯定感MAXの超・いい子(平和主義者)に大成長!
ついには、魔王を討伐しにきたはずの勇者パーティまでもが、ゼクスの「対話と共感」の前に涙を流し、武器を捨てて一緒にクッキーを焼き始めてしまい……!?
「討伐? 戦闘? いいえ、まずはリボンの結び方から学び直しましょうね」
世界を救うのは剣でも魔法でもなく「適切な幼児教育」!?
前代未聞の異世界モンテッソーリ・コメディ、ここに開園!