あらすじ
100年前に開発された「印刷術」により、本が庶民の娯楽として広まった王都。
大勢の冒険者や貴族で賑わう都市で、超絶売れっ子作家……のタマゴ……を目指す女ナナは、出す本がことごとく売れずに借金まで背負う有様だった。
唯一売れた本は、「冒険者向け王都グルメガイド」という食レポ本のみ。
ギルド窓口嬢であり、友人のエレーナと飲む間も、最新作を酷評されるナナは、半ばやけ食いとやけ酒の状態だった。
「あのねナナ。この際だからはっきりいうけど、あんたの物語は面白くない」
エレーナの容赦ない酷評から、「売れない作家」の大逆転劇が始まる――かもしれない