あらすじ

「人間関係のドロドロより、草花の毒のほうがよっぽど素直で可愛い」 それが、地味で目立たない図書委員・紬(つむぎ)の口癖。教室のキラキラした空気になじめず、いつも裏庭の古い温室で雑草をかじったり、ハーブを煮詰めたりしているちょっと変わった女の子。 ある日、紬はひょんなことから、学園のアイドルであり生徒会長の「律(りつ)」に差し入れられた手作りクッキーに、ある『悪意(アレルギー物質)』が隠されていることを見抜いてしまう。 「……これ、食べたら呼吸器やられますよ」 ぽつりと呟いたその一言が、すべての始まりだった。 誰にでも優しい完璧な王子様に見える律は、実は人間不信でとっても腹黒い性格。そんな彼に「観察眼と植物の知識」を買われた紬は、なぜか彼の専属の『お毒見役(=学園のトラブル解決係)』に任命されてしまって……!? 華やかなスクールカーストの裏に隠された、女の子たちの嫉妬、嘘、すれ違い。 「毒」を知り尽くした地味女子高生が、持ち前の知識と鋭い観察眼で、学園にはびこる人間関係の「毒」を鮮やかに解き明かしていく、痛快でちょっと胸がチクッとする青春ミステリー!

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小説を読もう2026/05/03
  • 現在の作品裏庭の『魔女』は、今日もこっそり毒を食む。