あらすじ

雨が降り続く夜。古い家でぼんやりしていた男は、気づけば自分の体を見下ろしていた。 怖さより先に来たのは、妙な軽さと面白さ。ふと目に入った蚊を追った瞬間、男の意識はその小さな体へと入り込み、湿った夜の空気の中を飛び回ることになる。 人間の体にあっただるさは消え、風も湿気も、何もかもが妙にはっきり感じられる。 軽く、自由で、何も考えなくていい時間。 だが、その夜の終わりに男を待っていたのは、ただの不思議な体験では済まない現実だった。 少し奇妙で、少し不穏な、雨の夜の短編ホラー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/05/03
  • 現在の作品【ホラー】蚊になった夜