あらすじ

グラウジア王国ジーダ辺境伯家のひとり娘アルシアは、病床の父に代わって領地と領民を守り、〈辺塞の月華〉と呼ばれる。 近く婚約者が婿入りする予定だったのだが、アルシアは彼の卑怯な言動に幻滅し、婚約を破棄する。 すると、もともと辺境伯家を警戒しているサイツェス王から、麗狼国の王子ルヴィルとの結婚を命じられてしまう。 グラウジア王国では初となる獣人諸国との貴族婚で、ジーダ辺境伯家の異端ぶりを際立たせようとする企みだった。 婿入りしてきたルヴィルは、端整な顔立ちの銀髪の青年だったが、その狼の耳と尾はおびえた子犬のようにぶるぶると震えていた。 早くも離婚を決意したアルシアに、その夜、ルヴィルは言った。 「同衾はしなくて、大丈夫です」

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エブリスタ
エブリスタ2026/05/01
  • 現在の作品月華の仮面 銀狼王子は献身を捧げる