あらすじ
その日、赤髪の踊り子の前にあらわれたのは、緑の瞳を持つ魔法使いだった。
巷で話題のサーカス一座が首都エメラルダにやってきた。
道化師の笑い噺、魔獣使いの曲芸、ドラゴンの炎演舞、個性あふれる演目の中でひときわ注目を集めるのは、赤髪の妖精女王と呼ばれる17歳の少女、「ライラ」の踊りである。
幼き日に座長に拾われ、踊りの芸を仕込まれたライラは、表舞台ではきらびやかな演者だが、舞台が終わると一座で不遇な扱いを受けていた。逃げ出さないよう、夜は檻にいれられており、彼女の友達はドラゴンや魔獣、そして目に見えない不思議な友「シルク」だけなのだった。
ある日、ライラがいつものように檻の中でうずくまって寝ていると、突然「ギルリーズ」と名乗る、緑色の瞳を持つ不思議な魔法使いがやってくる。