あらすじ
建設現場で働く35歳の土門 拓は、恩人である先輩を庇って命を落とした――はずが、目を覚ますと異世界の「サンドワーム(巨大砂虫)」に転生していた!
彼が降り立ったのは、致死の『呪素』に汚染され、あらゆる生命を拒絶する死の土地「黒の砂漠」。絶望的な状況かと思われたが、彼には呪われた黒砂を喰らい、栄養満点の「赤土」へと変える規格外の浄化能力が備わっていた。
前世で培った「土木作業員」の知識と、地形そのものを操る土魔法を駆使し、不毛の砂漠に小さなオアシスを建設(施工)した主人公。その豊穣の地に引き寄せられるように、呪いによって国を追われた亜人やモンスターたちが次々と集まり始める。
彼らを保護し、安全な居住区画を与えた主人公は、いつしか大地母神の使徒『神獣』として崇められることに。仲間たちと共にオアシスを拡大していくが、平穏な日々は長くは続かない。
生命を憎みオアシスを破壊しようと迫り来る異形の怪物『黒砂獣』の群れ。さらに、神獣が生み出す「万能の土」の軍事的価値に目をつけ、その力を独占しようと暗躍する人間国家の魔の手が迫り……。
これは、一匹の虫に転生した男が、持ち前の「現場魂」で過酷な世界を切り拓き、虐げられた者たちにとっての最強の楽園(インフラ)を創り上げる、異世界開拓ファンタジー!