あらすじ
前世で誰の記憶にも残らず死んだ男は、炎を司る貴族「ヴァルフレア家」の子・アレスとして転生する。
愛されることのなかった過去とは対照的に、温かな家族に囲まれた新たな人生。しかし彼の魂には、死の間際に見た“赤い炎”――すべての魔法を無に還す禁忌の力「地獄の炎」が宿っていた。
成長する中で、アレスはこの世界が炎・水・地・雷の四属性によって成り立っていること、そしてその均衡の裏に隠された歪みを知っていく。
やがて彼は、自我を蝕む力を秘めた漆黒の剣「インフェルノエンブレイド」と出会い、その力を引き換えに、世界の理を壊しかねない存在へと変貌していく。
守るための力か、すべてを焼き尽くす呪いか。
愛を知った少年は、かつて望んだ「誰かの記憶に残る存在」になるため、運命と対峙する。
その炎は、救済か――それとも破滅か。