あらすじ
魔王を倒した勇者リオン・ハーネスが、王国勇者庁英雄管理課に持ち込んだ相談は「結婚したい」というものだった。
担当職員ノーラ・グラントは、王女、公爵令嬢、聖女、隣国の王女、魔族融和派の姫君まで並ぶ縁談資料を前に悟る。
これは婚活ではない。
外交だ。
しかも勇者様の希望条件は「危ないと分かっていても、困っている人に手を伸ばしてしまうような優しい人」らしい。
いや、それ婚活条件としてはだいぶ勇者寄りでは?
世界を救った勇者様の婚活支援という、王国勇者庁始まって以来の難件。
これはその担当になってしまった職員ノーラの記録である。
なお、私はあくまで職務として対応している。
たぶん。