あらすじ
放課後の教室で、灰原悠人は一人の死神少女と出会った。
彼女は黒い名簿を抱え、淡々と告げる。
「あなた、七日後にはこの世界から消えるわよ」
何もかもどうでもいいと思っていた悠人は、死神少女・凛に観察されながら、少しずつ日常へ戻っていく。
購買で取っておかれる普通の牛乳。
昔あきらめた漫画。
自分の物語を読んでくれるクラスメイト。
失くしていたはずの「明日」が、少しずつ重さを取り戻していく。
けれど悠人が世界に戻るほど、凛の姿は薄くなっていく。
これは、消えかけていた少年と、彼を人間の世界へ押し戻した死神少女の、七日間の物語。