あらすじ
人間至上主義国家アウレア神聖帝国では、亜人は処刑される。
辺境で狩人として生きるクリフは、自宅に侵入していた“竜の鱗を持つ少女”を捕らえた。
殺せば褒賞、逃せば死罪。
__それでも、涙ながらに「殺さないで」と怯える子供を、彼は殺せなかった。
日が暮れ、少女の存在を嗅ぎつけた村が私刑に走る。
守るために返り討ちにした瞬間、クリフは帝国の敵となり、家を焼き少女を連れて国外へ逃げるしかなくなった。
逃避行の最中、鉢合わせたのは、かつての上司にして帝国最強の切り札__『勇者』ニール。
絶体絶命の包囲網の中、クリフの耳元で“死んだはずの姉”が笑う。
「やっちゃいなよ」
守っただけで世界を敵に回した狩人は、少女を連れ、亜人の国へと向かう。