あらすじ

長野県諏訪市。高校三年生の神崎美咲は、水月神社で巫女をしていた祖母・咲子の遺品――銀のペンダントを受け継いだばかりの女子高生だ。 同じクラスの最上佑也は、インターハイ準決勝で左足首を負傷し、謎めいたリハビリ施設「セラフィス」へと紹介される。 そこで佑也を出迎えたのは、理学療法士のリンネ。翡翠色の瞳を持ち、長い年月を生きてきたかのような不思議な落ち着きを漂わせる美女だ。その正体は、遥か西洋から諏訪の地へと流れ着いた魔女。神仏を崇め、自然と共に生きる巫女の在り方とは、相容れない力の使い手だ。 施設を率いるフラム教師の仮面の下には、古代の蛇神アポピスに魂を侵食された魔道士の姿があった。七十年以上に及ぶ悲願――蛇神アポピスの力を基に、人間が神の領域へと踏み込むこと。その野望が、ついに動き出す。 祖母が命を懸けて封じた過去の真実を知った美咲は、諏訪湖に宿る龍神の力を目覚めさせる。しかし行く手を阻むのは、蛇神の魔女たち。 龍神の巫女と蛇神の魔女――二つの力の対立が、諏訪の地に新たな嵐を呼ぶ。 龍神信仰の地・諏訪を舞台に、人が神を求めることの光と闇を描く和洋ファンタジー。

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小説を読もう2026/05/02
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